2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

なぞがたのしい

カウンセリングでは、ひとりのクライエントに、ものすごく深くかかわる。 深くかかわるために、クライエントのこれまでの育ちを聞いたり、あるいは、心理テストをしたり、またあるいは、クライエントの家族の育ちなんかまで聞いたりする。 そうして、そのク…

個別的な物語の時代へ

生活するために必要なものの大半が、100円で手に入る時代。 世の中には物が溢れている。 それでも日々、大量生産で物が作られ、それらの物は安価で取引される。 高級品と100円ショップに並ぶ品、機能はほとんど変わらない。 職人が国産の桜の木を削り…

「変」を認める平和の園

生まれつきコミュニケーションが苦手であったり、こだわりがあったり、衝動性や不注意があったりすると、周りから、発達障害と呼ばれたりする。 コミュニケーションが苦手でも、こだわりがあっても、衝動性や不注意があっても、日常生活に困りがなければ、本…

なにかをはじめるということ

『なにか』をはじめるということ 私たちはいつも、新しく『なにか』をはじめる。 その新しくはじめた『なにか』は、継続されることもあれば、継続されないこともある。 その新しくはじめた『なにか』が継続されなかったとき、その原因は個人の意識の力に還元…

探索活動がしたい

愛着理論において、赤ちゃんは、重要な養育者(多くは母親であるため、以下では「母親」とする)を安心の基地として、探索活動をすると言われている。 外の世界は、自分が知らないことがたくさんある世界。 すごくワクワクするし、好奇心が満たされる世界。 …

論を届ける

バランスをとるということ バランスをとるという結論を出すのは、ある意味イージーである。 何か2つの軸があったときに、「両方大事」「バランスが大事」と言うのはイージーなことである。 たとえば、「子どもは褒めて育てるのが大切」という論と、「子ども…

子が育つということ

子が育つということについて考えることがある。子どもは未熟な存在だろうか。子どもは大人が躾けないと育たない存在だろうか。大人が方向づける子どもは大人と比べると経験が少ない。経験が少ないから、知らないことも多いだろう。 知らずに誰かのことを傷つ…

LGBTを取り巻く現状と課題〜マジョリティのためのLGBTの説明書③〜

セクシャルマイノリティをとりまく状況LGBTという言葉は市民権を得てきている。ただ、LGBTが何の略かということまで知っている人となると、ほとんどいないというのが現状ではないだろうか。また、LGBTという言葉が浸透したことのメリットは計り知れないが、…