2017-01-01から1年間の記事一覧

わからなくありたい

[所詮は情報] 去年の冬がどれくらい寒かったか僕は覚えていません。 「今年の冬は特別に寒い」おじいちゃんとおじいちゃんと、おじいちゃんは、ほとんど毎年そう言っているような気がします。 「一番寒い」もだけど、 「一番美味しい」だったり、 「一番気…

レディーファーストマン

◆レディーファースト【Ladies first】 日本において言及される、ドアを通る時、椅子に座る時などに、淑女あるいは貴婦人を尊重して優先する英語圏のマナーや習慣。(wikipediaより) 数年前まで私は、 「レディーファーストなんて日本人女性が夢見る幻想だ!…

錯覚したまま

【恋愛についての話】 『恋は盲目なんてことばがあるくらいだし』 『まあ、恋は盲目だからこそ成り立つような、そんな気もするし』 恋人(恋する人)のことを、客観的には見れない。 悪い部分は見ずに、良い部分だけを見たり、 良い部分を、実際よりもさらに…

『魅力』という現象

【魅力的になるということ】 上手いものが必ずしも魅力的なものとは限りません。上手い絵が、必ずしも魅力的とは限らないし、上手い文章が、必ずしも魅力的とは限りません。 私たちは、上手くなるために練習します。練習すると、ほぼ確実に上手くなることが…

嫌いだけど好き

世の中には、『好きなもの』『嫌いなもの』『好きでも嫌いでもないもの』があります。 そして、『嫌いなもの』の中には、『好きになりたいもの』と 『好きになりたくないもの』 があります。 『嫌いなもの』の中には、 今は嫌いだけど、 目指す自己像のため…

なんでもいい

「なんでもいい」について。 --------------でも、 本当に 「なんでもいい」 ときがあって、 そんなときにこそ、 いや、そんなときにだけ、 「なんでもいい」 と言ってほしい -------------- たかし「今日、何しよっか?」 ギャ…

信じる者は救われる?

「信じる者は救われる」について思ったこと。 人は、神を信じ、「自分の行いを神は見てくれている」と信じることで、 率先して良い行いをするようになり、悪い行いを控えるようになります。 【ジェームス・ランゲ説】アメリカの心理学者ジェームズ(W.James…

ミラーニューロンで神になる

ミラーニューロン(英: Mirror neuron)とは、霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞である。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"…

沈黙のことば

【「ことば」は、基本的には、他者とコミュニケーションをとるためのものである、ということを前提として】 文学評論家の江藤淳や、思想家の吉本隆明は「沈黙は言語である」と言います。 たしかに他人とコミュニケーションをとることを目的としてことばをつ…

期待→落胆→期待

「人生に期待するな」 とビートたけしが言っていました。 どのような意図を持って、ビートたけしがこう言ったのかはわかりません。しかし、「期待しない」ということは、多くのことの解決策になるだろうと、私も思っています。 ほとんどすべての『落胆』は『…

標準よりも、優しい人

いいことをしている時、人は、周りに厳しくなる。 いいことをしている時、人は、「私は標準よりもいい人間だ」と錯覚する。 そして、周りの標準の人たちを非難したりする。 「あなたたちも私のように、いい人間になりなさい」という態度を取る。 あるいは「…

『例』を選択するということ

仕事ができる人は、一生懸命仕事をします。 仕事ができる人は、もしかすると最初はそんなに仕事ができなかったかもしれません。 しかし、一生懸命仕事をした結果、仕事ができる人になったのです。 仕事ができる人は、時に「仕事ができると思われたい」と思っ…

【嘘】どんな点から見ても、事実であるとは思えないこと。(新明解国語辞典 第五版より) 《ケース①~のぼるくんの場合~》 のぼる「昨日、俺、宇宙人見たんだよね」 のぼるくんは昨日、本当に宇宙人を見ました。のぼる君の発言は「事実」です。しかし、もし…

わかった気になる

ぼくは、つけまつげお姉さんが怖いです。 一般的に『わからないもの』は、怖いです。幽霊も、ギャルも、わからないから、怖いです。 恐ろしくて仕方がない『わからないもの』に対処する方法。そのひとつに「わかった気になる」というものがあります。 「わか…

変人としての生き方

お客様が感動するほどのサービスを。 なんて言葉をどこかで聞いたような気がする。 想像を超えるから感動するのであって、想像の範囲内のことが起きても感動はしない。 だから、想像を超えろ。 なんてこともどこかで聞いたような気がする。 ーーーーーーーー…

ただ、混沌

混沌とした世界で、僕たちは『快』と『不快』という基準を得る。 母親の乳房によって、その基準を与えられる。 飢餓状態という不快な状態から、満腹という快の状態に導かれることによって。 僕たちは、世界を区切るための基準を持つ。 そこから僕たちは、数…

『今』VS

『今』について考えたい。 将来のために、『今』我慢するとする。 すると、将来のために、『今』がないがしろにされることになる。 そんな、我慢のための『今』は、無駄でしかない。 だから、そんな『今』からはすぐに抜け出して、 やりたいことを、やりはじ…

拝啓、ナルシストさま

ナルシストのことを羨ましく思っていた。 みんななんやかんや言うくせに、結局はナルシストのことを話題にしている。 みんななんやかんや言うくせに、結局はナルシストにお持ち帰りされてる。 みんななんやかんや言うくせに、結局はナルシストが好き。 ナル…

おっぱいコンプレックス

ほとんどの女性は、自分のおっぱいにコンプレックスを持っているのだと、Tは言った。 「だから女性のおっぱいを褒めておきさえすればいいのだ」そうTは言った。 女性のおっぱいをたくさん褒めていたからかどうかはわからないが、Tは多くの女性とセックス…

理由が嫌いな理由

1つの出来事に対して、その原因だったり、理由だったりというものは、いくつも考えられる。 子どもの頃、 「理由を言いなさい」 と怒られることが多かったけれど、それを聞いてどうするんだろうといつも思っていた。 (そして正直に理由を言うと決まって火に…

重きを置かないという重きをおくれ〜個人的な悟りの話〜

何事にも重きを置かない生き方をしたいと考えることがあります。 何事にも重きを置かないなんて、そんなことはおそらくはできません。 「何事にも重きを置かない!」と意識している時点で、それはもうそこに重きを置いています。 カミュ『異邦人』の主人公ム…

マイナス2億点

結婚直前に、彼氏にフラれた女性がいました。 両親にも挨拶を済ませ、式の日取りも決まっていたにもかかわらず、明確な理由もなく一方的にフラれてしまったとのこと。 その女性と彼との交際期間は、23歳から31歳までの8年間でした。 女性はその後3年間出会い…

『できること』『できないこと』

世の中には、『できること』と『できないこと』があります。 自分の『できること』の範囲を大きく見積もる人が、少しだけ苦手です。 たとえば ①「俺が世界を変える」②「俺が会社を立て直す」③「俺がおまえを幸せにする」④「俺が唐揚げにレモンを搾る」⑤「俺…