なんでもいい
「なんでもいい」について。
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でも、
本当に
「なんでもいい」
ときがあって、
そんなときにこそ、
いや、そんなときにだけ、
「なんでもいい」
と言ってほしい
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たかし「今日、何しよっか?」
ギャル「なんでもいい」
たかし「んー、じゃあ、“お皿みがき“とかどう?」
ギャル「え?なにが?」
たかし「“海見つめ“は?」
ギャル「……。うち、コナンの映画が観たーい」
「なんでもいい」を用いることによって、何か考えるべき問題に対して、いったん自分の意見を秘することができ、そうすることで相手の出方を見ることができます。
相手の出方を見ることができるということは、相手よりひとつ上の立場に立てるということです。
相手の発言、行動を批評できる立場に立つことができるということです。
自分の意見がちゃんとあるのに、自分が批評されたくないがために、「なんでもいい」をつかうギャルがいます。
自分が批評する側に回りたいだけのギャルがいます。
お笑い芸人のマキタスポーツが「一億総ツッコミ時代」を唱えていますが、まさにツッコミ過多(ネットでも飲み会でも、批評・避難する側に回りたい人ばかり)の状態だと言えます。
「なんでもいい」
と言うギャルは言います。
次の日、仲間のギャルに言います。
ギャル「昨日会った男さー、初めてのデートで『“お皿みがき”しよう』とか言ってきたんだけど。マジでありえなくねー?」
仲間のギャル「ギャハハハハ!ありえねー!!」
……。
こんなギャルに「なんでもいい」をつかう資格はありません。
「なんでもいい」のなら
自分の発言に責任を持って
ちゃんと
たかしくんと
“お皿みがき“をしてください。
そして、仲間のギャルにも
「“お皿みがき”しよう」
と言ってみてください。
そして、“お皿みがき”仲間を増やしてください。
「なんでもいい」について考えていたら、なんだかよくわからない結論に達してしまいました。
でも、それでいいんです。
だって、結局「なんでもいい」んだから。